「ちゃんとした母」呪い解いた娘の言葉

すべて

子育て経験をしている方の中には

「母としてちゃんとしなければいけない」

と一瞬でもそう思った経験がある方はいらっしゃるかと思います

私もその一人でした

当時私が思い描くちゃんとした母というのは

家事も育児も完璧にこなすというものでした

今、冷静に考えても私自身の性格がズボラで無理だと分かるのに、

自分じゃない非現実的な理想的な母に憧れ、何が大切かを見失っていたように感じます

娘が成長し言葉を話せるようになりはじめて会話ができるようになってきた時

「ちゃんと(しなくちゃ)」の呪いにかかってたんだな

という事を娘の言葉で気付くことができ、心も身体も楽になりました

なので、今日はなぜ私がちゃんとした母を目指さなきゃと思ったのかと

私の心を楽にした娘の言葉を3つ紹介したいと思います

娘が生まれズボラな自分が許せなくなった

子供の頃から抜けていてズボラな天然な性格の私ですが

出産して親になり、娘を目の前にしたら

ちゃんとした親

しっかりした親でなければ子供がかわいそう

という謎の完璧主義な思考に変わってしまいました

今その当時を振り返ると

子供の頃からズボラと周りから言われていたことも私にとっては受け入れ難い事実で

母になったきっかけで新しい自分に生まれ変わりたかったんだなと思いますが笑

そんな精神状態の時に

それを助長させたことがありました

赤ちゃんの娘を抱っこして知人に会いにいって早々

「大福みたいなお母さんだとこの子がかわいそう」

そう言われた事がありました

知人はどんな思いでその言葉を発したのか

真意はいまだにわからないのですが

自分が気にしていた事をそのまま言われたようで

当時の私はその言葉に深く傷つきました

その言葉を言われ尚更、

ちゃんとしなければと思っていたのですが

体とメンタルを崩し、ちゃんとやりたい気持ちがあるのに

何もできない自分が悔しくて辛くて悪循環にどっぷりハマってしまいました

「ちゃんとの呪い」を解いてくれた娘の言葉

体調を崩しても

「ちゃんとの呪い」に縛られた私ですが娘の言葉によって

呪いが解けて以前に比べてグッと心が楽になったので

その言葉を3つ紹介します

だいすきだよ・あいしてるよ

心のどこかでちゃんとした親じゃないと娘に愛してもらえない

と潜在的に思っていたのかもしれません

その反面

親になったら子供に愛をたくさんあげなければいけない

そう思いこんでいました

だけど、娘がどんな時にでも言ってくれる

「愛してるよ

だいすきだよ」

の言葉は

完璧に家事や育児をこなすことよりも

いつも穏やかにニコニコして

子供の愛をいつでも受け取れる心の広さ、器があることが

私が理想とする家事や育児を完璧にこなすちゃんとした母より

大事なんだと教えてもらいました

2お母さんが大変な時いつでも助けるからね

産後どんなに辛くても

家事も娘のことも誰にも頼ってはいけない

そう思いこんで過ごしてきました

なので出産後里帰りはせず

後陣痛で辛くても泣きながらご飯も作って家事もしてました

外食🟰サボること

そう思っていたので、どんなに辛くても

外食したいとも夫には言えませんでした

また、夫から外食行こうと言われても

なかなか行くことができませんでした

それでも、たまに夫が外食に連れていってくれることがあったのですが

家事をサボった罪悪感で

全然楽しめませんでした

心ではずっと「辛いから助けて」と言っていたのに

追い詰められると助けを求めること自体選択肢には上がらないんだなと今振り返ると思います

夫は朝から晩まで外で働いてお金を稼いできてくれるのに

私は娘一人しか見てないのに「辛い」と言ったら甘えなような気もしていましたし

仕事が忙しい夫に負担をかけたくないと思っていました

結局「ちゃんとの呪い」を自分にかけていたせいで

無理をしすぎて身体を壊しました

それだけではなく

夫にも娘にも迷惑をかけまいと頑張ってきたつもりでしたが

かなりの負担をかけてしまいました

娘が言ってくれた

お母さんが大変な時いつでも助けるからね

という言葉は、一人で全部抱えなくてもいいよ

周りの人にいつでも頼っていいんだよ

と諭されたようでした

娘も小学生になりできることがどんどん増えて

ちゃんした母に拘らなくても娘に助けを求められるようになってきました

娘が手を差し伸べてくれてるならその手を迷わず握って助けてもらう事が

「私だけでなく家族も大切にすること」

だと知り

全てを抱える事はやめようと思うことができるようになりました

3いつもありがとう

この言葉は日常的によく言ってくれます

娘は、私がズボラ母でも

私がやったことをちゃんと見てくれ

「ありがとう」をたくさん言ってくれ

沢山励ましてくれます

ありがとうをたくさん言われることで

頑張らなくてもいいんだよ

ちゃんとしようとしなくてもいいんだよ

そのままのお母さんが大好きなんだよ

と全てを知り受け入れてもらってる事に気がつきました

ちゃんとした母になろうとしなくても

一つ一つの幸せを自分で気づき認めていけば

私も家族ものびのびゆったり穏やかな人生が待っているのではなかろうか

と娘から教えてもらったような気がしています

まとめ

今回は

「ちゃんとの呪いを解いた魔法の娘の言葉」についてお話ししました

ちゃんとした母に拘っていた私ですが

娘にいろんな事を教えてもらい、「ちゃんと」を手放したら

少しずつ生きやすくなってなってきました

「子育てはあげるばかりでは枯渇してしまう

娘がくれるたくさんの愛に気づきそれを受け止めること」

それが、

私にとって「ちゃんとした母の呪い」を解く大きなポイントでした

もう私自身は満たされていてその幸せを一つ一つ認めていくだけなんだなと気づいてから

大切にしたいことが大きく変わったように感じます

娘が勉強や運動とか、できるできないはどうでもよくて

ただ、娘が元気に楽しくニコニコ生きてくれることが一番嬉しい事だし、私の幸せです

娘はどう思っているか分かりませんが、

親の私が思うほど母親の私に多くの事は求めてない気がします

私が娘に思うように私が元気でいつもニコニコご機嫌で過ごす事が

何よりも嬉しいことなんじゃないかなと思います

娘が成人するまで限られた時間しか残されてないですが

完璧を目指すより楽しさを大切に日常を味わいながら過ごしたいと思います